MEXC(エムイーエックスシー)の口座開設前に知っておきたい、通貨や手数料まとめ

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海外の仮想通貨取引所の口座開設を検討する際、MEXCを候補とされている方も多いのではないでしょうか。しかし、海外仮想通貨取引所に関しては国内仮想通貨取引所と比較して日本語での情報が少ないため、下調べが少し面倒だと感じてしまうかもしれません。

そこで、この記事ではMEXCの口座開設に必要な情報をわかりやすく解説していきます。

MEXCの概要と特徴、取扱い通貨や手数料のほか、具体的な口座開設方法についてもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。また、そもそも海外取引所を利用するメリットや選び方のポイントなどにつきましてはこちらの記事でも詳しく解説をしています。

目次

  1. MEXCとは?
  2. MEXCの特徴
    MEXCの取扱通貨
    ・MEXCの手数料
  3. MEXCで口座開設に必要なもの、方法
    ・口座開設に必要なもの一覧
    口座開設手順
  4. MEXCの使い方
    入金方法
    出金方法
  5. まとめ

MEXCとは?

MEXCは2018年にシンガポールで設立され、現在はセーシェルに本社を置く海外仮想通貨取引所です。

2017年の仮想通貨バブルが過ぎた直後、仮想通貨市場全体が弱気市場の最中に設立されたMEXCですが、現物・レバレッジ・ETF・先物・ステーキングなどの豊富なサービス展開によって人気を呼び、2019年には世界の暗号資産取引シェアの5%を獲得します。

その後、2021年にはドバイで開催されたクリプトエキスポ(Crypto Expo Dubai)においてアジアで最高の仮想通貨取引所(Best Crypto Excange Asia)として表彰されるなど高い評価を受けています。

現在ではユーザー数が1000万人を超え、世界における主要な仮想通貨取引所の一つとなりました。公式サイトや公式アプリ、そしてライブチャットサポートも日本語対応が継続されており、日本人にとって使いやすい海外取引所の一つとなっています。

そんなMEXCですが、2023年3月31日には日本の金融庁から、無登録で暗号資産交換業を行う業者として警告を受けたことが報じられています。2023年8月28日現在においても日本居住者に対する利用制限は行われていませんが、日本で登録を受けずに金融商品取引業や暗号資産交換業を行うことは違法です。この点については取引をする前に必ず留意しておきましょう。

MEXCの特徴

幅広いサービス展開や違和感の無い日本語対応などの特徴があるMEXCですが、さらに大きな特徴として取扱通貨の豊富さと、取引手数料の低さが挙げられます。

ここでは、MEXCの取扱通貨と手数料体系について見ていきましょう。
※2023年8月時点の情報です。

MEXCの取扱通貨一覧

2023年8月現在、1,700種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。 
主な取扱通貨は以下の通りです。

取り扱い通貨一覧

ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)テザー(USDT)
バイナンスコイン (BNB)ドージコイン (DOGE)ソラナ(SOL)
トロン(TRX)Pepe (PEPE)リップル(XRP)
テラ(LUNA)カルダノエイダ(ADA)Avalanche(AVAX)

(MEXC公式サイトより抜粋して作成。テキストリンクをタップするとコインについての解説記事に遷移します。)

これは、取引高で世界最大とされるバイナンスの約350種類と比較しても圧倒的に豊富なラインアップを誇ります。

マイナーなアルトコインであっても取引できる場合が多く、多種多様な銘柄をポートフォリオに組み込みたい投資家にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。詳細については公式HPをご覧ください。

なお、海外の仮想通貨取引所のため、日本円では入金ができない点は注意が必要です。MEXCを利用する際には、仮想通貨を用いた入金が基本となります。(その他の方法については「入金方法」の項目にて説明します)事前に国内取引所で元手資金となる仮想通貨を準備してください。その後、購入した仮想通貨をMEXCに入金する手順が必要です。

MEXCの手数料

MEXCの取引手数料は、2023年8月現在は無料(0%)となっています。

これはMaker・Takerともに共通となっており、現物の売買取引に関しては手数料を気にせずに利用することができます。

ただし、仮想通貨残高の出金に関しては銘柄とネットワークに応じて設定された手数料を支払う必要があります。

取引手数料および入出金手数料の例

 

MEXC

(MEXC公式サイトより抜粋して作成、2023年8月時点)

銘柄によっては入金時に手数料がかかるパターンもありますので、取引を行う際は事前に入出金手数料を確認しておくことをおすすめします。

MEXCで口座開設に必要なもの、手順

2023年8月現在、MEXCでは二段階認証の設定や本人確認が任意となっています。

そのため、メールアドレスか携帯電話番号を用意するのみで口座開設を行うことが可能です。

口座開設に必要なもの一覧

メールアドレス 
携帯電話番号

また、他サービスとのアカウント連携による登録も可能となっております。

アカウント連携で使えるサービス 
Googleアカウント 
AppleID 
MetaMask 
Telegram

なお、MEXCの口座開設はPCやスマートフォンのWebブラウザ経由か、専用のモバイルアプリからも行うことが可能です。

ご自身にとって使いやすいデバイスを用意すると良いでしょう。

口座開設手順

MEXCの口座開設手順は多くの仮想通貨取引所と比べて非常にシンプルとなっています。

まずはMEXCの公式サイトを開きます。 
公式サイトが日本語で表示されていない場合は、画面右上のメニューにある地球の形をしたアイコンを押し、「日本語」を選択してください。

画面右上の「新規登録」ボタンを押すと、アカウント作成フォームが表示されます。 
「電子メール」か「電話番号」、またはGoogleアカウントやApple IDなどと連携して登録する方法がありますので、希望に応じて登録方法を選択するとよいでしょう。

「電子メール」か「電話番号」を選択した場合は、メールアドレスまたは携帯電話番号および希望するパスワードを入力し、「利用規約に同意する」にチェックを入れたうえで、「新規登録」ボタンを押します。

受信した認証コードを画面に入力し、MEXCにログインができたら口座開設は完了です。

なお、任意ではありますが、二段階認証をしておくことでセキュリティレベルを高めることができます。具体的な手順は公式サイトにも掲載されていますので、設定することをおすすめします。

MEXCの使い方(入出金方法)

MEXCの使い方として、入金と出金の方法をそれぞれ紹介します。    

入金方法

MEXCでは日本円を入金することができません。

そのためMEXCで取引を開始する際は、あらかじめ保有している仮想通貨の入金が必要となります。

仮想通貨を口座へ入金するには、まずはMEXCの公式サイトを開き、右上のメニューバーの「ウォレット」を開き、「入金」ボタンを押します。

MEXC 入金.png

入金用画面では、「暗号資産を選択」欄で入金したい仮想通貨を選択し、続いて「ネットワーク」欄で使用するネットワークを選択します。

選択を終えると画面下部に表示される入金先アドレスをコピーし、国内仮想通貨取引所の口座や自身のウォレットなどから送金をすることで、手持ちの仮想通貨をMEXCへ入金することができます。

出金方法

仮想通貨を出金するには、まず送金先のウォレットアドレスを確認する必要があります。

具体的なウォレットアドレスの確認方法はそれぞれの取引所やウォレットごとに異なりますが、ウォレットアドレスは非常に長い英数字の羅列ですので、クリップボードにコピーするなど、間違えないように注意しましょう。

続いて、MEXC公式サイトの画面右上にある「ウォレット」を開き、「出金」ボタンを押します。

MEXC 出金.png

出金用画面では、「暗号資産を選択」欄で出金したい仮想通貨を選択し、続いて「出金先」の「アドレス」欄に送金先のアドレスを入力します。

最後に「ネットワーク」欄で使用するネットワークを選択し、「確認」ボタンを押すことで仮想通貨を出金することができます。

なお、MEXCでは24時間あたりの出金限度額が設定されていますが、本人確認を行うことで最大400BTCまで限度額を増額させることができます。ただ、2023年8月時点では口座開設時点で30BTCまで出金が可能であるため、多くの個人投資家にとっては十分な水準が確保されていると言えるでしょう。

まとめ

MEXCは上記で説明した通り、日本円に対応していないため外貨での取引となります。

円貨が分からなくても困らないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが海外取引所で得た利益も確定申告の対象となり、申告の際は取引を行った際の「時価」を用いる必要があります。それゆえ、その都度円貨でいくらだったのかをメモしておく必要があるのです。

これらの計算は1年間分の取引について行う必要があるため、取引量が多いほど管理が非常に煩雑となります。このような手間や負担を軽減するには、損益計算ツールの活用がおすすめです。

仮想通貨専門の損益計算ツール「クリプタクト」であれば、主要な法定通貨・仮想通貨の価格情報が1分単位で自動取得され、取引履歴に基づいて簡単に損益を算出することができます。さらに、「クリプタクト」はMEXCとのAPI連携に対応しているため、一度設定をすれば取引履歴を都度ダウンロードする必要もありません。

無料で試せるプランもありますので、この機会にぜひ「クリプタクト」の利用をご検討してみてください。