仮想通貨取引所の取引履歴の見方やダウンロード方法を解説

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「仮想通貨の取引履歴はどこから取得するの?」  
「取引履歴の項目が多くてよくわからない。」

確定申告の際に仮想通貨の取引履歴が必要であることは知っていても、取引履歴の収集の仕方や取引履歴の見方についてはよくわからないという方も多いことでしょう。

この記事では、仮想通貨の取引履歴を取引所からダウンロードする方法や取引履歴の一般的な項目とその内容について、分かりやすく解説していきます。

取引履歴がわからない場合の対処法や取引履歴の効率的な管理方法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 仮想通貨の取引履歴のダウンロード方法
  2. 仮想通貨の取引履歴の見方
  3. 仮想通貨の取引履歴に関するよくある質問
  4. まとめ

仮想通貨の取引履歴のダウンロード方法

仮想通貨取引所で売買取引を行った際、通常は仮想通貨取引所のサイト上で取引履歴を取得することができます。

細かい手順などは仮想通貨取引所によって異なりますが、標準的な方法としては、仮想通貨取引所にログインし、メニューから「取引履歴」や「Trading history」などを選択して、CSVのデータ形式にてダウンロードする方式が一般的です。

取引履歴の期間を指定できる場合は、必要な期間を漏らさず指定するように注意しましょう。

確定申告に用いる場合、通常1月1日から12月31日までの取引履歴が必要です。

前年以前に購入した仮想通貨の取得価額を確認する必要がある場合は、その期間の履歴も確認する必要があるでしょう。

なお、取引所別の具体的なダウンロード方法を確認したい方は、以下のページで仮想通貨取引所ごとの取引履歴ダウンロード方法を画像も交えてわかりやすく解説しています。

取引所別の取引履歴ファイルダウンロード方法の解説はこちら!

国内外80カ所以上の取引所について掲載していますので、お使いの仮想通貨取引所を選択のうえ、ぜひご活用ください。

仮想通貨の取引履歴の見方

国内仮想通貨取引所はもちろん、海外の仮想通貨取引所であっても、取引履歴をダウンロードできること自体は概ね共通しています。

しかし、現在は取引履歴データのフォーマット(項目名や順序、記載内容など)が統一されていないため、取引履歴の見方は取引所ごとに全く異なるのが実情です。

例えば、現物売買だけの項目が記載された取引履歴データは比較的シンプルですが、取引所によってはレバレッジ取引や先物取引などの項目を一緒のファイルにまとめている場合があります。このような場合は項目数が非常に多くなり、読み解くのに知識や経験が必要になる場合もあります。

また、項目の名称も取引所によって異なります。

例えば、取引する仮想通貨などの銘柄を記載する項目名一つをとっても、「通貨」「銘柄名」「coin」「currency」など、実にさまざまなパターンがあります。そのため取引明細を見る際は、まずは必要な情報を見定めることが大切です。

一般的に、仮想通貨の損益計算を行う際に必要な情報は次の通りです。

複数の仮想通貨取引所を利用している場合は、フォーマットの異なる各取引所の取引履歴データから上記のような情報を抜き出し、仮想通貨銘柄ごとにまとめなおす必要があります。

そのうえで、各仮想通貨銘柄の取得単価を算出し、全ての取引について損益計算を行うことで、ようやく確定申告に用いる仮想通貨の所得を求めることができるのです。

これらを全て手作業で行う場合、非常に多くの労力と時間を割く覚悟が必要となることから、仮想通貨向けの損益計算ツールを活用する投資家が多くなっています。

仮想通貨の損益計算ツール「クリプタクト」であれば、19,000種類以上の仮想通貨と34種類の法定通貨の計算に対応(2024年1月4日時点)しているため、海外取引所での取引や仮想通貨同士の取引であっても、確定申告で必要な日本円ベースでの損益計算を自動的に行えます。

 仮想通貨の取引履歴に関するよくある質問

ここでは、仮想通貨の取引履歴に関するよくある質問とその回答をご紹介します。  
困った時はぜひ参考にしてみて下さい。

確定申告時に取引履歴がわからない場合は?

仮想通貨の利益について確定申告を行う際は、取得価額と売却価額の差額から所得を算出するため、取引履歴の情報が必要です。

しかし、利用している仮想通貨取引所が閉鎖されてしまった場合や、個人間取引で記録を残していない場合など、どうしても取引履歴を確認できないケースもあることでしょう。

そのような場合は、仮想通貨を購入または売却した際に利用した銀行口座の入出金状況から、取引を行った日時や数量を確認する方法が考えられます。

ただし、これらの方法で間接的に確認した所得金額が認められるかどうかは、所轄の税務署が最終的に判断することになります。不安な場合は、税理士や税務署に相談してみるのも良いでしょう。

なお、取得した時期が古すぎて取得価額がどうしてもわからない場合は、取得価額を売却価額の5%相当額とすることが認められていますが、この場合、売却価額のほとんどを利益認識にする形となってしまいます。

余計な税金を課せられないためにも、取引履歴は必ず保管しておくようにしましょう。

仮想通貨の取引履歴のおすすめの管理方法は?

仮想通貨の取引履歴は税金を計算する上で非常に大切な情報ですが、仮想通貨取引所ごとにバラバラな情報を一つにまとめて計算する作業は、非常に大変な作業となります。

そこでおすすめなのが、専用のツールを活用した管理方法です。

仮想通貨専門の損益計算ツール「クリプタクト」であれば、国内外90カ所以上に及ぶ仮想通貨取引所からの取引履歴の取得に対応しているため、バラバラで複雑なフォーマットを自分で読み解く必要がありません。

取引所からダウンロードした取引履歴を「クリプタクト」にアップロードするだけでデータ入力ができるほか、API連携に対応している取引所であれば一度設定を行えば都度ダウンロードしなくても取引履歴を取得することが可能です。

ご自身が利用している取引所が対応しているか確認したい場合は、こちらをご覧ください。

まとめ

仮想通貨の取引履歴は取引所やサービスごとにフォーマットがバラバラなため、手作業で収集して一つにまとめるには非常に多くの時間と労力を割く必要があります。

特に頻繁に売買取引を行っている場合や、マイニング・ステーキング・イールドファーミングなどを行っている場合、自動的に生成される膨大な取引を手作業で集計するのはあまり効率的とは言えません。

取引履歴の収集や損益計算に特化したツールを活用することで、煩雑な作業を自動化して空いた時間を効率的に活用してみてはいかがでしょうか。

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