(更新日: )

仮想通貨の自動売買は儲かる?やり方やおすすめのツール、注意点を解説!

仮想通貨コラム
ブログ一覧に戻る
自動売買 仮想通貨.jpg

「仮想通貨の自動売買って儲かるの?」  
「自動売買ツールの選び方や、使う時の注意点について知りたい!」

仮想通貨取引を行う中で、このように感じている方は多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では仮想通貨の自動売買について、メリットやデメリット、そして自動売買ツールの選び方や、注意点などについて解説していきます。

また、煩雑な税金計算を自動化するおすすめのツールもご紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

目次

  1. 仮想通貨の自動売買とは?
  2. 仮想通貨の自動売買の方法
  3. 仮想通貨の自動売買のメリット
  4. 仮想通貨の自動売買のデメリット
  5. 仮想通貨の自動売買ツールの選び方
  6. 自動売買ツールを使い仮想通貨の取引をした場合は“税金計算”に注意!
  7. 仮想通貨の損益計算にはクリプタクトを使おう

仮想通貨の自動売買とは?

仮想通貨の自動売買とは、仮想通貨の取引用に作られたプログラムによって、24時間自動でトレードを行う取引手法のことです。

あらかじめ設定された取引条件に基づいて、自動的に売買が繰り返されます。

単純な例では、以下のように設定することで、値動きに応じて自動売買が行われます。

・1BTC = 300万円のとき | 10万円分購入する  
・1BTC = 310万円のとき | 10万円分売却する  など

このような条件を複雑に組み合わせたものを、ストラテジー(Strategy:戦略)と呼びます。

ストラテジーは自分自身で作成することもできますし、他の誰かが作成したルールをそのまま利用することも一般的に行われています。

自分の代わりに、指定されたストラテジーに沿った取引を行ってくれる。それが、仮想通貨の自動売買です。

仮想通貨の自動売買の方法

仮想通貨の自動売買を行うためには、自動売買用に提供されたオンラインサービスを使用するのが一般的です。

サービスにアカウント登録を行い、手数料の支払い方法を設定することで、安定した強力なサーバー上で稼働する、自動売買ツールを利用できるようになります。

自動売買ツールには、取引のルールが設定されたストラテジーを実行するためのBOTが組み込まれています。

【BOT(ボット)とは?】 

一定のタスクや処理を自動化するプログラムのことで、ロボット(Robot)の略称から生まれた言葉です。仮想通貨の自動売買ツールにおいては、自動売買のストラテジーやAIが組み込まれており、ユーザーが複数のBOTの中から選択できることが一般的です。

自動売買を行う際は、投資実績などの情報を元に良いと思うBOTを選択し、自分の仮想通貨取引所の口座に接続設定を行うことで、自動取引を開始できるようになります。近年はAIが搭載されていたり、優秀なトレーダーの判断を真似たりするツールも登場しており、注目を集めています。

BOTは後から変更することもできますので、自分にあうBOTを探してみるのも良いでしょう。

仮想通貨の自動売買のメリット

仮想通貨の自動売買には、どのようなメリットがあるのでしょうか。  
一つずつ見ていきましょう。

24時間取引が可能になる

自動売買の大きなメリットとして、長時間にわたって継続的に取引できる点が挙げられます。

安定的に売買益を得るためには、売買に適したタイミングを見落とさないことが重要です。しかし、そのためには長時間にわたりチャートを見続ける必要があります。

自動売買ツールであれば、基本的には24時間365日チャートの監視による売買が自動的に行われるため、仮想通貨取引に時間を避けない忙しい人でも、より多くのチャンスを得られることになります。

感情の影響を受けない

自動売買ツールはプログラムであるため、売買において感情の影響を受けません。

仮想通貨取引を行っている方であれば一度は、予期せぬチャートの動きに反応して、期待や焦りなどの感情で売買のタイミングを誤った経験があることでしょう。

自動売買ツールのBOTは設定された条件に従って機械的に取引を行うため、いわゆる「狼狽売り」や「飛びつき買い」といった感情的な行動を排除することができます。

仮想通貨の知識が少なくても取引を始めやすい

仮想通貨取引で安定的に利益を狙うためには、チャートの読み方など知識の修得が欠かせません。

しかし、自動売買ツールで既存のBOTを活用する場合は、BOTが自動的に取引を行うため、そのような知識がなくとも取引を開始することができます。

複数の取引所・仮想通貨の値動きに合わせて売買できる

同時に複数の取引所や仮想通貨の値動きを確認しながら取引するのは、人間にとっては大変なことですが、プログラムなら容易に行うことができます。

そのため、自動売買ツールはアービトラージ取引に向いているという特徴があります。

【アービトラージ取引とは?】 

アービトラージ取引(裁定取引)とは、同じ銘柄の仮想通貨でも取引所によって一時的な価格差があることに注目し、その差額によって利益を狙う取引のことです。価格の安い取引所で買うと同時に、価格の高い取引所で売却することで、利ざやを稼ぐことができます。

こうした自動売買ツールの特徴を活かし、複数の取引所や仮想通貨に分散投資することで、リスク分散にも繋がるというメリットもあると言えるでしょう。

仮想通貨の自動売買のデメリット

自動売買にはメリットと同時に、デメリットがあることも忘れてはいけません。  
主なデメリットについてそれぞれ見ていきましょう。

価格変動に対応できないケースがある

自動売買ツールはプログラムであるため、人間であれば予想できる価格変動であっても、BOTには予想できないリスクがあります。

例えば、ある仮想通貨に関するトラブルや、発行会社の信用不安に繋がるニュースが報じられた場合など、BOTではそれらの情報を踏まえた判断は基本的に行えないと考えた方が良いでしょう。

自動売買ツールの利用にコストがかかる

自動売買ツールの利用には手数料がかかることが一般的です。

オンラインサービスタイプの場合、月額利用料が固定されているものや、取引高に応じて手数料が発生するタイプのものなどが存在します。

特に取引高に応じて手数料が発生するものは、想定外に高額化してしまわないように、利用する際は注意する必要があるでしょう。

プログラミングの知識がある方の中には自動売買ツールを自作する方もいたり、無料で使えるツールを活用するケースなどもありますが、あまり初心者向けとは言えません。

自動売買取引で利益がでない場合、自動売買ツールの手数料で赤字が発生する恐れもありますので、注意しましょう。

仮想通貨の自動売買ツールの選び方

仮想通貨の自動売買ツールを選ぶ際は、どのような点をチェックすれば良いのでしょうか。主なポイントについてご紹介します。

手数料および費用を必ず確認する

すでにご説明している通り、自動売買ツールの利用には費用がかかるケースが一般的です。

費用の方式は、月額制や従量課金、中には買い切り型で高額な初期費用を要するものなどさまざまですが、少額で運用する場合はこうした費用が実際の利回りを大きく左右することになります。

特に高額な販売価格が設定されているものなどは、詐欺的な手法で販売されているケースもあります。費用や内容を確認し、他のサービスと比較するなど、妥当性をチェックするようにしましょう。

運営会社を確認する

自動売買ツールには、大切な資金の運用を任せることになります。

そのため、自動売買ツールの運営会社の信用性については、慎重に確認することをおすすめします。

企業名やツール名で検索して、評判や口コミを確認するとともに、企業の所在やサポート体制などを調べることで、一定の判断材料となることでしょう。

また、仮想通貨の自動売買ツールは海外企業が提供しているものが多いですが、中には金融庁の登録を受けた日本企業が、FX投資向けの自動売買ツールと並行して仮想通貨の自動売買ツールを運営しているケースもあります。

初心者の方は、まずは出来る限り安心できるツールを選ぶようにすると良いでしょう。

自分の取引所に対応しているかを確認する

仮想通貨の自動売買ツールには、それぞれ対応している仮想通貨取引所が決まっています。

自分が口座開設している仮想通貨取引所や、できるだけ取引手数料の安い仮想通貨取引所に対応しているかなど、対応取引所が自分のニーズに合致しているかも、事前に確認しておくと良いでしょう。

なお、国内仮想通貨取引所で利用できる自動売買ツールには次のようなものがあります。

 項目ツール例1ツール2
サービス名QUOREA(クオレア)BTC Zaif おてがるトレード
対応取引所数bitFlyer、bitbank、OKCoinJapan、岡三オンライン Zaif
対応通貨 ビットコイン(BTC) ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ネム(XEM)、シンボル(XYM)、ポリゴン(MATIC)などZaifで取引可能な各種通貨
費用月額基本料金 2,980円 + 月間売買代金の0.03% 無料(取引手数料は除く) 

2023年10月5日時点

QUOREA BTC

QUOREA BTCは日本国内の企業が運営している、ビットコインの自動売買ツールです。

同サービスの運営会社ではFXやCFD取引の自動売買ツールも提供しており、金融庁の投資助言業の認可を受けている事業者となっています。

QUOREA BTCでは多数のロボットが用意されており、月間損益の実績やAI判定値などを参考に好みのロボットを選択するだけで、ビットコインの売買を任せることができます。

なお、bitFlyerやbitbankなど複数の国内仮想通貨取引所に対応していますが、自動売買ツールの利用に月額基本料金と売買代金の0.03%の費用が発生しますので、利用の際にはコスト計算も忘れないようにしましょう。

Zaif おてがるトレード

Zaif おてがるトレードは、金融庁の登録を受けている国内仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)が、口座利用者向けに提供している自動売買機能です。

買いの設定値、売りの設定値を指定すると、Zaifの口座残高から指定した金額の範囲で簡単な自動売買を行うことが可能です。

仮想通貨取引所Zaifが提供している機能であるためZaif以外の取引所では利用できませんが、対応通貨が豊富なうえ、取引手数料以外の費用がかからないことから、安心して使いやすい自動売買サービスと言えるでしょう。

自動売買ツールを使い仮想通貨の取引をした場合は“税金計算”に注意!

自動売買ツールを使って仮想通貨取引をした場合、人間が手作業で取引を行う場合よりもはるかに多い取引が発生するケースが一般的です。

さらに、複数の取引所を跨るアービトラージ取引を行う場合は、膨大な取引履歴が取引所の数だけ発生することになり、それらを突合させて人間が手作業で損益計算を行うには大きな負担が伴います。  
また、膨大な計算を手作業で行った場合、税金計算を誤り、過少申告などのペナルティを受けてしまうリスクも生じかねません。

そこで、自動売買ツールがシステム判断で行った取引の税金計算は、損益計算ツールで自動化することがおすすめです。

仮想通貨の損益計算にはクリプタクトを使おう

仮想通貨の膨大な取引利益から税金を計算するなら、「クリプタクト」がおすすめです。

クリプタクトであれば、国内外の多数の仮想通貨取引所とAPI連携を実現しているため、自動取引で発生した取引履歴をシームレスに取得し、銘柄ごとの時価に基づいた損益計算を簡単かつ自動的に行うことができます。

また、取引履歴に基づくポートフォリオ管理機能も充実しているため、自動売買のみでなく、自身の仮想通貨投資全体の戦略を検討する際にも有用な情報源となります。

クリプタクト」には取引量に応じて6つのプランが用意されており、無料でお試しいただけるプランも用意されておりますので、仮想通貨取引に関する税務や管理作業を自動化してみたい方は、ぜひこの機会にお試しください。