2021.02.22|ニトリ(9843)2021年2月期3Q決算コメント

ニトリ(9843)2021年2月期3Q決算コメント / financialreport9843-fy2021-3q

執筆:西村 麻美

ニトリの株価情報

株価
(2021/2/19)
時価総額 自己資本比率 ROE ROIC
20,905円 2.4兆円 82.6% 11.4% 11.6%
PER
(実績)
PER
(予想)
PBR 配当利回り EV / EBITDA
32.97倍 27.64倍 3.76倍 0.55% 14.6倍


2021年3月期第3四半期決算

売上高5,401億円(前年同期比12.2%増
営業利益1,185億円(同40.3%増
当期利益767億円(同33.4%増)

テレワークの浸透等を受け、巣籠需要は継続し、消費増税前の駆け込み需要により売上が伸長した前年同期を上回り、増収増益の好決算だった。売上総利益増と販管費減により営業利益率が前年同期4.4pt増の21.9%となった。

アプリ会員限定でのポイントを追加付与するサービスの開始などにより、アプリ会員数は2020年8月末時点では720万人に達した。第3四半期末時点でのアプリ会員数は決算説明資料内で開示されていないが、店舗とECサイトの双方を柔軟に利用する顧客が増加した。既存店前年比推移で発生売上高は2020年11月末累計で110.9となり、客数は114.5、客単価は96.9だった。通販売上は連結売上高の9.7%を占めた。

売上高の内訳は海外店を含む店舗売上は前年同期比109.1%の4,700億円、通販売上は同159.5%の527億円、法人&リフォーム売上は同94.6%の73億円、賃貸収入が同101.5%の55億円、その他が同105.8%の44億円だった。

ニトリが注視している主要KPIの22項目のうち19項目はクリアし、3項目は未達だった。

国内の出店状況は、第3四半期に20店舗増加し574店舗となり、海外は台湾で5店舗を出店した一方で、台湾で2店舗、中国で3店舗を閉店した結果、台湾33店舗、米国2店舗、中国33店舗と合わせて68店舗となり、国内・海外の合計店舗数は642店舗となった。


2021年3月期予想

売上高7,026億円(前年比9.4%増
営業利益1,329億円(前年比23.7%増
当期利益853億円(前年比19.5%増

2021年2月期通期決算の会社計画は従前計画を据え置いた

島忠を完全子会社化の為の公開買い付けは2020年12月28日に終了し、2021 年1月6日付で連結子会社となった。これにより、従来の家具・インテリア用品に加えて、ホームセンター商材や一般商材へ事業領域を拡大する方針である。


アナリストによる投資スタンス

現在の株価バリュエーションは予想PERが27.64倍、PBRが3.76倍、EV/EBITDAが14.6倍とPERベースでは割安になっている。アプリ会員増から、EC、実店舗ともに客数の伸びが期待され、安定した利益成長が期待できると考える。


ニトリに関する投資アイデア

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プロフィール

西村麻実 / MamiNishimura
株式会社クリプタクト
マーケットアナリスト 西村 麻美


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