2020.08.07|カプコン(9697)業種:サービス業 2021年3月期1Q決算コメント

決算ハイライトカプコン / Settlement highlights of Capcom

執筆:西村 麻美

株価
(2020/8/5)
時価総額 自己資本比率 ROE ROIC
4,955円 6,713億円 76.3% 11.95% 14.2%
PER
(実績)
PER
(予想)
PBR 配当利回り EV / EBITDA
33.1倍 29.38倍 5.04倍 0.91% 14.8倍

株式会社カプコン2021年3月期 第1四半期決算短信はこちら


2021年3月期第1四半期 決算分析

■2021年3月期第1四半期決算
売上高237億円(前年比32.2%増⤴
営業利益107億円(同39.1%増⤴
四半期純利益78億円(同44.2%増⤴

過去最高の四半期売上と利益を記録した。

緊急事態宣言中はアミューズメント施設は店舗の休業をしたものの、主力のデジタルコンテンツ事業は利益率の高いデジタル販売(ダウンロード販売)が巣籠需要もあり前年同期比41%も伸び増益に貢献した。営業利益率は前年同四半期から225bps改善し、45.15%となった。

セグメント別ではデジタルコンテンツ事業は売上高は214億76百万円(前年同期比53.7%増)、営業利益は118億4百万円(同52.6% 増)が前年同期比53%と高い伸びを記録した。

アミューズメント施設事業は売上高が11億8,400万円(同56.3%減)、営業損益が▲5億5,400万円だった。

アミューズメント機器販売の売上高は1億8,100万円(同19.4%減)、営業利益が7100万円(同46.7%減)だった。

シリーズ累計販売本数が1億本を突破した「バイオハザード」シリーズの新作『バイオハザード RE:3』が堅調に推移するとともに、前期に発売した『モンスターハンターワールド:アイスボーン』や、前々期に発売した『バイオハザード RE:2』が続伸するなど、採算性の高いリピートタイトルが引き続き顧客基盤の拡大に貢献し、利益を押し上げた。


2021年3月期予想

■2021年3月期の会社発表の業績予想
売上高850億円(前年比4.2%増⤴
営業利益255億円(同11.7%増⤴)
当期利益180億円(同12.9%増⤴)

5月時点での予想と変わっていない。

会社計画によると、デジタルコンテンツ事業の売上が前年比11.6%増の669億円としているが、第一四半期にすでに214億円の売上を計上しており、また利益率の高いデジタル売上(ダウンロード販売)比率がこれからも上がる事が予想され、売上のペースがこのまま続けばおそらく通期では上方修正する確率が高いと予想される。


アナリストによる投資スタンス

株価バリュエーションは予想PERが29.38倍、PBRが5.04倍、EV/EBITDA が14.8倍と株価は3月半ばに下落した後はずっと上昇基調であるが特に割高感はない。


過去のカプコンの決算ハイライト

・2020年3月期


プロフィール

マーケットアナリスト西村麻実 / Market analyst Mami Nishimura
株式会社クリプタクト
マーケットアナリスト 西村 麻美

新卒でメリルリンチ証券東京支店入社後コーネル大学経営大学院にMBA留学。
卒業後東京に戻りHSBCアセットマネージメントにて日本株アナリスト、年金運用、アライアンスバーンスタイン東京支店にてプロダクト・マネージャーとして勤務後フリーランスのコンサルタントを経て現職。


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