2020.08.07|任天堂(6701)業種:サービス業 2021年3月期1Q決算コメント

決算ハイライト任天堂 / Settlement highlights of Nintendo

執筆:西村 麻美

株価
(2020/8/7)
時価総額 自己資本比率 ROE ROIC
50,460円 6.01兆円 79.7% 17.53% 16.2%
PER
(実績)
PER
(予想)
PBR 配当利回り EV / EBITDA
23.2倍 30.05倍 3.87倍 1.66% 15.2倍

任天堂株式会社2021年3月期 第1四半期決算短信はこちら


2021年3月期第1四半期 決算分析

■2021年3月期第1四半期決算
売上高3,581億円(前年比108.1%増⤴
営業利益1,447億円(同427.7%増⤴
四半期純利益1,064億円(同541.3%増⤴

大幅増収増益の好決算だった。営業利益段階での為替の影響額は▲50億円だったが、営業利益率は前年同期の15.9%から24.5%と大幅に改善し、40.4%まで上昇した。

Nintendo Switchでは、5月に発売した『Xenoblade Definitive Edition』が132万本、6月に発売した『世界のアソビ大全51』が103万本の販売を記録し、好調な滑り出しであった。

また、前期までに発売したタイトルも、1,063万本(累計販売本数2,240万本)の販売を記録した『あつまれどうぶつの森』を筆頭に、失速する事なく好調な販売状況が続いている。

ハードウェアの販売台数は568万台(前年同期比166.6%増)、ソフトウェアの販売本数は5,043万本(前年同期比123.0%増)となった。

ダウンロード専用ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移し、デジタル売上高は1,010億円(前年同期比229.9 %増)となった

地域別売上高割合は、日本国内が23.7%、米大陸が38.1%、欧州が24.9%、その他地域が13.2%だった。


2021年3月期予想

■2021年3月期の会社発表の業績予想
売上高1兆2,000億円(前年比8.3%減⤵
営業利益3,000億円(同14.9%減⤵
当期利益2,000億円(同22.7%減⤵

5月時点での予想と変わっていない。また、前提となる為替レートは1ドル105円、1ユーロ115円である。

第1四半期の決算が巣籠特需もあり絶好調だっただけに、保守的過ぎる通期予想との印象を受けるが、これから売上は鈍化すると会社側は予想しているのだろう。絶好調な決算結果にも関わらず通期の減益予想を織り込んで株価はあまり上昇していない状況である。


アナリストによる投資スタンス

仮に会社側予想に反して売上が鈍化しないとすれば通期業績は上方修正が予想され、現在の予想PER30倍よりもかなり割安になるだろう。


過去の任天堂の決算ハイライト

・2020年3月期


プロフィール

マーケットアナリスト西村麻実 / Market analyst Mami Nishimura
株式会社クリプタクト
マーケットアナリスト 西村 麻美

新卒でメリルリンチ証券東京支店入社後コーネル大学経営大学院にMBA留学。
卒業後東京に戻りHSBCアセットマネージメントにて日本株アナリスト、年金運用、アライアンスバーンスタイン東京支店にてプロダクト・マネージャーとして勤務後フリーランスのコンサルタントを経て現職。


当社は、本記事の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本記事の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本記事の内容に関する一切の権利は当社に帰属し、当社の事前の書面による了承なしに転用・複製・配布することはできません。

関連記事

Related Posts

<< 一覧表示に戻る