2021.02.09|インターネット・イニシアティブ(3774)2021年3月期3Q決算コメント

インターネット・イニシアティブ(3774)2021年3月期3Q決算コメント / financialreport3774-fy2021-3q

執筆:西村 麻美

IIJの株価情報

株価
(2021/2/8)
時価総額 自己資本比率 ROE ROIC
2,267円 2,045億円 40.5% 4.8% 4.8%
PER
(実績)
PER
(予想)
PBR 配当利回り EV / EBITDA
25.5倍 33.52倍 2.47倍 0.9% 4.7倍


2021年3月期第3四半期決算

売上高1,560億円(前年同期比3.6%増
営業利益101億円(同67.1%増
当期利益59億円(同69.8%増)

増収増益の好調な決算だった。加速する国内企業のIT利活用をネットワーク事業、SIの両輪ビジネスモデルで取り込み、先行開発のサービス群・ネットワーク運営で差別化した結果大幅増益を達成した。営業利益率は第2四半期より2.8ptも改善し、9.0%となった。

事業セグメント別の内訳

セグメント 売上高(前年同期比) 売上総利益(前年同期比)
ネットワークサービス 939億円(2.7%増) 197億円(29.2%増)
システム・インテグレーション 599億円(6.9%増) 82億円(18.8%増)
ATM運営事業 21億円(30.4%減) 7.6億円(48.6%減)

大幅増益した営業利益(累計)の増減分析であるが、ネットワークサービスの粗利増により44.7億円増、SI粗利増により13億円増、販管費減により10.4億円増、ATM粗利減により6.7億円減少と計40.7億円の増加だった。

当第3四半期連結累計期間における持分法による投資損益は、㈱ディーカレットに関する損失785百万円等があり、727百万円の損失(前年同期 367百万円の損失)となった。


2021年3月期予想

売上高2,130億円(前年比4.2%増
営業利益135億円(前年比64.1%増
当期利益76億円(前年比89.7%増

4Qの前提となる為替レートは1USD=103円前後、1EUR=126円前後を想定している。

第3四半期が終わり、IIJは2021年3月期通期の業績予想を二度目の上方修正をした。第2四半期が終わった時点での業績予想よりも売上高を10億円増、営業利益を22億円増、当期利益を15億円増とした。

業績予想の前提は、ネットワークサービスの粗利益大幅増、SI粗利益増、販管費減としている。

配当については、期末配当は10.25円とした。IIJは2021年1月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行い、2021年3月期の期末配当金は当該株式分割後の数値であり、分割前の株数で計算した場合、期末配当金は1株当たり20.50円となり年間配当金は1株当たり41.00円となる。


アナリストによる投資スタンス

株価バリュエーションは今期予想PERが33.52倍、PBRが2.47倍、EV/EBITDAが4.7倍と割高感は全くない


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プロフィール

西村麻実 / MamiNishimura
株式会社クリプタクト
マーケットアナリスト 西村 麻美


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